《後鼻漏の方が感じている症状》
■水鼻や、ネバっとした鼻水(痰様)がノドや口内に流れ落ちる、又は、貼りついて不快。
■鼻水がノドから気管に流れて咳き込む。
■寝ているときに鼻水がノドから気管に流れ、咳き込む。その結果、不眠になることも。
■ノドに貼りついて、なかなか外に吐き出せず、ノドに炎症をおこす。
■ノドに流れることで場合によっては吐き気をもよおす。
■ノドと鼻の間で、乾燥し、固まって不快。少し痛みがあることも。
■後鼻漏が気になって、勉強や仕事に集中力がない。(とくに会話の多い職業の方の悩みが多い)
『後鼻漏』とは鼻水(粘りけの強い粘液または水様性鼻汁)がノドの奥に流れてくる症状です。
口の中やノドに鼻水が入り込む不快感があり、非常に厄介な症状です。
わりと鼻炎や蓄膿症などの方に多い症状で、人によっては後鼻漏の状態が「気になる人」「気にならない人」に分かれていて、不快感の度合いも人それぞれのようです。
耳鼻科で鼻と喉を一緒に治療するのは、実は、この後鼻漏を来す疾患が多いからなのです。
後鼻漏で鼻水がノドを流れることによってノドの炎症を引き起こし、さらに鼻水が気管に入ると咳の原因にもなります。痰や口臭など他の症状の誘因にもなりやすいことから、悪化予防をするために早めの治療対策がおすすめです。また、後鼻漏も口呼吸の原因になることがあり、口呼吸になると粘液や粘膜を乾燥させて炎症を増長するため喉の炎症にもつながることがあります。
できれば、うがいや鼻うがい、吸入器など、外側からの対策も併用していくことをお奨めします。
※後鼻漏による咳は、咳止め薬は効果がないので服用はしないで下さい。
《後鼻漏の原因として》
1.蓄膿症(慢性副鼻腔炎)
2.アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
3.萎縮性鼻炎
4.鼻の内部の腫瘍
5.ソーンワルト病
ここまでは器質的疾患がある場合(※器質的疾患とは、例えばレントゲン検査や内視鏡検査などにより病態が確認できる疾病を指す)ですが、さらに
6.自律神経失調症やその他疾患との関わり
後鼻漏の原因としては、1や2が圧倒的に多いようです。
これを漢方的に解釈しますと、「胃腸の働きが低下している」(=体力、免疫力低下にもつながる)可能性があるともいえます。これは、生まれつきの場合と後天的な場合のどちらかで、胃腸が弱いという自覚がない事も多いです。
胃腸は食物を消化吸収する重要な臓器ですが、この胃腸の働きが低下すると、体内に水分が溜まるようになります。鼻炎関連は上半身の水毒症状といわれています。
本来、体内に貯まった水分は尿として体の外に出ますが、出し切れなかった水分が体内に溜まっていきます。この溜まった水分は、その方の弱っている部分から出ようとします。湿疹、鼻水、痰、多汗…など
病気でいえば、アレルギー性鼻炎、蓄膿症、後鼻漏、喘息、湿疹…等があげられます。
検査結果で鼻の疾患がない、あるいは軽度であっても後鼻漏を強く訴える場合は、5のソーンワルト病も考えられるようです。
ソーンワルト病とは…鼻咽頭に胎生期の鼻咽頭嚢という小さな管が遺残している場合で、過去にアデノイド摘出手術等をされた方で開口部が閉鎖され、炎症が起こると粘液性の分泌物が溜まり膿瘍を形成、それが持続して咽頭に粘液流出を来たす疾患です。発生頻度は成人の約3%程度でめったにありませんが。。。念のためのご説明でした^^
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